雨ばかりなので晴耕雨読的に図書館や本のこと

2021年9月3日金曜日

ほころぶ

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▽雨が続く日々。タイミングがなく畑に足を運べていない。車でもあればささっと収穫だけしてくるのだけど、残念ながら移動手段はスーパーカブだけだ。それも30分くらいかかるので歩いて行くことも出来ない。難儀なものである。

一つ困ったことがあって、自宅から歩いて数分の近所の公民館の中にある図書館が休館してしまった。排煙オペレーター改修工事とやらをするらしく、11月30日までの期間が休館なので結構長い。こうなると、近所に図書館があることの有り難さが身にしみて分かる。全国で考えると地域によっては車がなければ行けない図書館があるはずだ。その近所の図書館が市内で1番蔵書が少ないとはいえ、読みきれないくらいの本が常にある。そんな行き慣れた図書館としばしのお別れ。というわけで、12月の再開まで30分ほど散策がてら歩くか、畑の行き帰りで立ち寄るか。家にある川端康成や三島由紀夫、江戸川乱歩を読み返すのもいい。そういえばクローゼットを漁っているとドストエフスキーの罪と罰とカラマーゾフの兄弟、レイチェル・カーソンの沈黙の春が出てきた。


最新の情報を仕入れるのも大事だけど、世界に決定的な影響を与えた一冊を改めて読むことも忘れてはいけない。私の畑で農薬や除草剤など使わないのはレイチェル・カーソンの影響を少なからず受けている。日本ではラウンドアップがホームセンターなどで当たり前に販売されているけど、本当に安全なのだろうか。


図書館で借りてきて読んでいる本。あまり意識していなかったのだけど、私は就職氷河期真っ只中世代らしい。それも現代の格差社会であったり、表題になっているアンダークラス問題が直撃している。確かに、ニートや引きこもり、就職難、非正規雇用、フリーター、ワーキングプア、シングルマザー、シングルファザー、未婚、政治に無関心など、とりわけ際立っている世代かもしれない。それでいて新自由主義的な社会を受け入れているというのは意外だった。筆者の指摘として新自由主義を許容して、格差が拡大していくことは誰の得にもならないというのは興味深い。社会保障費は莫大になるし、貧困にあえぐ人が増えれば犯罪が増え、市民の精神状態にも影響する。その辺をどう調整し、配分していくのかは政府なので、氷河期世代がいつまでも無関心だと自分たちの首を絞めることになる。もう少し自分たちが置かれた状況を意識しようと思った。

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書いてる人 : 内野知樹

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