新型コロナウイルス対策への飲食店の反転攻勢を考える

2021年6月2日水曜日

ほころぶ 新型コロナウイルス

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▽緊急事態宣言が3回目の延長となり、6月20日まで窮屈な生活が続くことになった。私が住む埼玉県の所沢市はその対象ではないのだけど、まん延防止等重点措置の対象にはなっているので制限は多い。大規模施設の営業時間短縮、酒の提供や持ち込み、繁忙期の半分の入場整理などが要請されており、対象地域以外でも同じような協力を求めている。こう書いていて、延長されたのは緊急事態宣言だけで、埼玉のまん延防止等重点措置は31日で解除されたのではないかと調べてみると、やはり6月20日まで延長されていた。東京などの緊急事態宣言ばかりが報道されているので少し混乱してくる。私の情報源はラジオとウェブだけなのだけど、皆さんは適切に情報を得られているのだろうか。

久しぶりにフェイスブックを眺めていると、所沢で飲食店をされている方の投稿がシェアされていた。私もかつては飲み歩いていたので、その方の店舗に行ったことがあるし、顔見知りではあるのだけど、6月1日から酒の提供を始める決意の投稿がされていた。1日の荻上チキSessionでも東京の飲食店の方がインタビューで飲食店への協力金は遅れ、酒や食品を納品する事業者へのフォローがないと話していたのだけど、まったく同じことが所沢でも起こっているらしい。確かに飲食店が酒の提供をはじめ、食事も回るようになれば地域の経済が動き始める。まん延防止等重点措置の要請がされている中でのアクションは相当勇気のいることだし、それだけ追い詰められているということだ。

政府や自治体がスピーディーに、誠意ある対応が出来ているかというと疑問が残る。飲食店や関連する事業者の困窮も理解はできる。では、Sessionに出演していた東京の飲食店や所沢の飲食店のように、酒の提供を始めることを手放しで応援できるかというと少し戸惑ってしまう。もしも他の飲食店もこの動きに追随して酒の提供を始めてしまえば新型コロナウイルスへの対応は足並みが揃わなくなってくる。一般市民にも広がってマスクは不要、ワクチンも打たない、みんなで騒ごう、旅行も行く、なんてことになったら大変だ。ただでさえ自粛疲れが叫ばれている中、飲食店の反逆はモラルハザードの一線を越えるきっかけになりかねない。心配しすぎだろうか。

同じようなことで、ユーチューバーのゆたぽんさんのことがある。学校に通わないという選択は非難されることではない。様々な事情を抱えているのだから強制するようなことがあってはいけないし、意思を尊重するべきだ。そうは思うけど、学校に行くのが面倒だからと登校を拒否するような生徒が多数派になれば教育制度は崩壊する。もう一つ例をあげると、困窮すれば生活保護を受ければいいと、多くの人が年金や税金を払わなくなれば、国の機能は麻痺してしまう。新型コロナウイルスの対応を見てもほとんどの日本人は善良で真面目だけど、何かのきっかけで雪崩のように風向きが変わるのも日本人だ。気をつけなければいけない。

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書いてる人 : 内野知樹

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