ほころぶ、憲法記念日に考える日本国憲法

2021年5月4日火曜日

ほころぶ 憲法

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▽5月3日は1947年に日本国憲法は施行された日ということで、国民の祝日の1つになっている。ラジオを聞いていると憲法について触れる番組は多かった。新聞各社も普段は2つのところを1つにして社説で憲法について書いている。


現在の日本は憲法下においても大きな試練に見舞われているといっても過言ではない。新型コロナウイルスの感染が広がる社会で、東京などでは緊急事態宣言が出され、私が住む埼玉県の所沢においても市民の「自由」や「権利」は大きく制限されている。健康も脅かされ、文化も風前の灯火となってしまっては、憲法の存在意義すら問われかねない。中国のような非民主的な政治体制を礼賛するような声も聞かれる。民主主義は完璧ではないのだろうけど、人々の自由や権利を保障するには社会主義では不可能だ。

74年を迎えた日本国憲法は現代の社会情勢に対応できるものなのか。憲法を改正するのかしないのかというのは大きな議論になっている。左と右、保守とリベラルに考え方を分けるのが好ましいとは思えないけど、新聞各社も主張することは違う。憲法改正が必要と考えているのは読売新聞と産経新聞だ。自衛隊を軍隊として明記し、中国や北朝鮮の驚異に備えようというのが骨子だと思われる。産経新聞は平和を第一とする9条を不要だとすら書いていてなかなかに激しい。軍拡や平和が脅かされることになりかねないと考え、憲法改正は必要ではないとするのが朝日新聞などだ。

こうして書いておいて何ですが、私は憲法に詳しいわけでもないし、こうしたほうがいいという明確な考えを持っていない。むしろ現在的な民主主義に疑問すらある。新自由主義的な日本において、能力のある人間は莫大な富を得る一方で、貧困にあえぐ人が増えている格差のある社会が正しいとは思えない。かといって中国のような社会主義では、自由や豊かさを知った日本人には窮屈だろう。高知県の大川村で動きがあった、住民全員が参加して物事を決めていく直接民主主義というやり方は個人的には良いのではないかと思っている。道州制、地方分権をもっと小さなコミュニティに落とし込んでいく、という感じかしら。まあ、無学な人間の勝手な考えです。とはいえ、日本国憲法というのは日本人の存立、アイデンティティに関わってくるものなので、1日過ぎましたが憲法記念日に考えてみるのは必要なことだと思う。

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書いてる人 : 内野知樹

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