武蔵野点描、首都圏の緊急事態宣言解除を考える

2021年3月20日土曜日

新型コロナウイルス 武蔵野

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▽首都圏に出されていた緊急事態宣言が予定通り21日に解除されることになった。個人的には24日からの埼玉県立近代美術館での企画展が開催できるので歓迎すべきことではある。けれど、果たしてこの緊急事態宣言解除は適切な判断なのだろうか。19日の各新聞社の社説はすべてこの緊急事態宣言に触れていた。


当然といえば当然だけど、どの新聞社も楽観的ではない。新型コロナウイルスの感染拡大が収束したわけではないし、むしろ東京と埼玉では新規感染者が微増している。それに感染力が強く、重症化率も高い、長期化などが指摘されている変異ウイルスの蔓延も心配だ。新規感染者が下げ止まりしている中で、なぜ政府は緊急事態宣言の解除を決定したのか。

新規感染者が減少し目安としていたステージ3になり、病床使用率が改善し医療関係者の負担も軽減できたと菅首相は発言している。確かにそれは事実なのだろうけど、首都圏では新規感染者がこれ以上減らない状況では、より強い、もしくは別の方法を実行しない限り改善しない。東京や埼玉での微増が示すように、長期化した緊急事態宣言での終盤の緩みが確実に出ていた。新生活が始まり、花見の季節でもあるこの時期での解除には不安しかない。先に解除された関西や愛知では新規感染者が増えているともいう。

緊急事態宣言を解除するにあたって対応は変わるのか。再拡大の防止策として、変異ウイルス対策、ワクチン接種、医療体制の充実、飲食店での感染防止、モニタリング検査の実施などがあげられている。緊急事態宣言が解除されるのだからある程度緩和されるのだろうけど、これらは今までにも行ってきたことだ。オリンピックをやるつもりなら、ずっと緊急事態宣言でもいいような気がする。もしくはワクチンも接種が始まっていることだし、インフルエンザと同等くらいの心持ちでいればいいのではなかろうか。

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書いてる人 : 内野知樹

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