ほころぶ、プラスチックを考える

2021年2月28日日曜日

プラスチック ほころぶ

t f B! P L

▽プラスチックをどう処理するのか、世界共通の課題だ。原料としての石油は環境破壊や紛争資源となるし、製造するにも莫大なエネルギーが必要、そして使った後もリサイクルするのか燃やすのか埋めるのか、さらには少なくない量が海に流れていってしまっている。リデュース、なるべく使わないというのがもっとも有効な手段なのだろうけど、安価で丈夫なプラスチックからの脱却は容易ではない。

かつて自動販売機などで売られていた飲料はペットボトルではなくガラス製のものも多かった。使用したガラス瓶は回収洗浄してリユース、再利用してきたのだけど、プラスチックにもリユースの動きはありつつも基本的には使い捨てにされている。ガラス瓶の再活用、リサイクルが容易なアルミ缶を選択するのがいいが、今はウォーターサーバーを設置する施設が徐々に増えてきているし、自宅からマイボトルに好きなドリンクを入れて持ち歩く人も増えているので、数年後の未来は一変しているかもしれない。希望ですが。

原状ではプラスチックの3分の2くらいは燃やすか埋め立てるかしている。この燃やすこともサーマルリサイクルなどと言っているけど、これは日本独自の言い方で、世界ではエネルギーリカバリーといってリサイクルとは別物だ。マテリアルリサイクル(原材料まで戻して再利用)も国内で処理せず、海外に輸出する分も含めているので、実際の数字と合っているかは分からない。リサイクルできない劣悪なプラスチックが多いとして中国などは廃プラスチックの輸入を止め始めている。

”ケニア人女性、プラスチック廃棄物からコンクリートの5〜7倍の強度を持つレンガを開発”

燃やしてリサイクルというのは無理筋なので、リデュースを第一としつつも、エネルギーや手間暇がかかるけど再利用できるならしたほうがいい。こちらの記事で紹介されているのはアフリカのケニアで廃プラスチックを利用したレンガを製造している女性経営者。何か特殊な技術なのかと思いきや、廃プラスチックを細かく砕き、砂と混ぜて加熱、圧縮することで強度抜群のレンガが出来上がるらしい。しかも様々なプラスチックが利用出来るのは驚きだ。アイデアと実行力で世界に影響を与えるケニアの若き女性経営者から我々も学ぶことは多い。

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書いてる人 : 内野知樹

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